バイアグラはEDを改善する医薬品として、世界で初めて販売。主成分はシルデナフィル。長い歴史・豊富な実績から「ED治療薬といえばバイアグラ」というぐらい知名度があります。後続のレビトラやシアリスはこのバイアグラの長い実績・臨床データから、弱点の改善、効果を補うといったところから研究・開発されました。

シルデナフィルは服用後、効果が出るまで30～60分で効果持続時間は最大でも6時間ぐらいとされます。バイアグラの弱点として最も著明なのは「食事の影響を受けやすい」といった点です。つまり食事後にバイアグラを服用しても効果が正しく発揮されない可能性が高いです。

性行為の前には雰囲気作りがとても重要です。食事を楽しむ、アルコールを摂取した後の性行為はごく一般的なことです。こうなるとバイアグラは服用のタイミングが難しいという悩みにぶつかります。またレビトラ、シアリス・シアリスジェネリックと比較して副作用発現の頻度も高く、頭痛や鼻づまり、体のほてりに悩まされることが多々あります。

2番目に販売されたレビトラは、そのバイアグラの弱点を補うこと主として研究・開発。主成分は「バルデナフィル」。水に溶けやすい性質があることから体内への吸収も速く、そのため服用してから10～30分程度で効果が発現する即効性があります。食事の影響という点でバイアグラと比較して受けにくいといった利点があり、勃起の硬さもバイアグラと同程度かそれ以上のものとなります。副作用も個人差はありますが、バイアグラと比較すると穏やかで症状も軽めです。レビトラの登場以来、バイアグラの弱点に悩まされていた方は改良版バイアグラのレビトラへと服用を変えていきました。糖尿病の方にはレビトラ20mgが最も効果的。また射精時間の延長効果も人によっては認められており、早漏や早漏がちの方にも非常に有効です。

タダラフィルを成分としたED治療薬であるシアリス・シアリスジェネリックは36時間の長時間作用すること、食事やアルコールの影響が少ないこと、副作用の頻度が少ないことから世界で人気のED薬です。

シアリス・シアリスジェネリックはやレビトラと同じホスホジエステラーゼ5（PDE-5）阻害薬に分類され、作用機序は同じです。EDの原因となるPDE-5の働きを阻害し、勃起を促し、EDを改善します。主成分はタダラフィルでタダラフィルの組織構造はシルデナフィルやバルデナフィルと比較してブロック状になっており、水に溶けにくく長時間血中に存在することが可能です。
これにより、有効効果時間が最長で36時間という今までに類を見ないED治療薬として注目されました。
この36時間というのは、目安として夜に服用すれば翌々日の朝まで効果が持続するとイメージしていただければわかりやすいかと思います。海外では金曜日の夜に飲めば日曜日の朝まで効果が持続するといったことから「ウィークエンド・ピル」の愛称で呼ばれ人気が高いED薬です。

またバイアグラ、レビトラと比較して食事の影響を受けにくく、服用タイミングに悩まされないといった点が利点です。
また効果において他のED治療薬と差異があるのが、勃起の硬さになります。バイアグラやレビトラは、いわゆるカチカチの状態になりますが、このシアリスはそこまでの硬さは出ず「自然な勃起」状態になります。
パートナーなどにED治療薬を服用していることを知られたくない方たちにも、自然でマイルドな勃起の硬さになるシアリスは熱烈な支持を集めました。

ED薬はどの種類も頭痛・火照りの副作用が知られています。シアリス・シアリスジェネリックはバイアグラと比べると副作用の頻度がかなり少なく、レビトラと比べても少なく、ED薬の中では最も副作用が少ないことが国内、海外の臨床試験で判明しています。