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シアリスジェネリック タダリフト処方

シアリスとは

シアリスとは2003年に米国イーライリリー・アンド・カンパニーから販売が開始され、国内では2007年に日本イーライリリー株式会社から発売されたED(勃起不全)治療薬です。シアリスの主成分はタダラフィルです。有効成分であるタダラフィルの特徴は、20mgの服用で36時間まで有効性が認められており、食事の影響をほとんど受けません。錠剤の形状は涙型で黄色ですが中身は白い薬剤となります。タダラフィルは水に溶けにくい性質を持っているため、血中に長く留まり長時間効果が持続します。利用する方にとっては余裕をもって服用することができることもあり、新たなED治療薬の選択肢として人気があります。シアリスは現在、ED治療薬としてのシェアもバイアグラを超えており、2003年には全世界シェア42%とED治療薬の世界市場においてシェア第1位になったことがイーライリリー社から発表されました。

ジェネリックとは

ジェネリック薬品とは後発医薬品とも呼ばれ、新薬とも呼ばれる先発医薬品と同等の効果をもち価格の安い医薬品のことを指します。通常、新薬の開発には10年単位の年月を要し、莫大な費用がかかってしまうのですが、ジェネリック医薬品は既に効果や安全性が認められた有効成分を使うため、新薬に比べ短い期間・少ない費用で開発することができ、価格を抑えることが出来ます。ジェネリック医薬品は先発医薬品と効果、安全性が同等と認められない限り販売することはできません。つまり国が定める基準をクリアして初めて製造・販売が行えるということです。国家予算の中で年々医療費が増え続けている現在、ジェネリック医薬品は医療費削減の効果があると期待されており、国も使用を推進しています。

タダリフトとは

シアリスのジェネリック薬品のタダリフトについてお話ししたいと思います。タダリフトとはバイアグラの製造・販売で知られているファイザー株式会社から製造・販売されているシアリスジェネリックです。主成分はイーライリリー社のシアリスと同じ主成分のタダラフィルです。先発医薬品のシアリス錠には5mg、10mg、20mgの3用量がありますがタダリフト錠は20mgのみの製造になります。形状と添加物がシアリスと異なりますが主成分は同じタダラフィルなので服用効果・副作用も同じです。服用後1~2時間程度で効果を実感することができます。しかしタダラフィル成分は、水に溶けにくい性質を持っているため3~4時間前に服用しても問題はありません。服用後、最長36時間程度の持続をします。シアリスと同様、タダリフトも食事によって効き目が左右されない特徴を持っていますが、できる限り空腹時に服用するようにしましょう。また脂分を多く含む食事後には胃に膜が張られてしまい、成分の吸収が阻害され本来の効果を得れない場合がありますのでタダリフトを服用する際は注意してください。

タダリフトの副作用

シアリスと同じくタダリフトにも同等の副作用があります。頭痛や目まい、顔のほてりなどの症状が少数ながら見られることがあります。主成分タダラフィルは血管を拡張して血流を良くすることによって勃起機能を改善するED治療薬です。血管を拡張する効果は陰茎のみに作用するわけではないので人によっては全身に効き目が現れてしまい目まいや顔のほてりなどに繋がります。頭痛も同じく頭部の血管の拡張によるものだと考えられています。他にも鼻づまりも多々見られる副作用の1つです。鼻の内部には多くの血管が存在しているため、主成分タダラフィルによって血管が拡張され血流がよくなると、鼻の血管も充血することがあります。その結果、鼻の粘膜が膨張して空気の通り道が狭くなり、鼻づまりのような症状が出ます。しかしこれらの副作用は逆に薬の効果が効いてきた合図と捉えてください。副作用は一時的なものなので時間の経過により解消されますのでご安心ください。

タダリフトを服用できない方と併用禁忌

タダリフトは主成分がシアリスと同じタダラフィルなので併用禁忌などの注意事項も同じです。狭心症などで使用される硝酸薬などの薬剤との併用は急激に血圧を下げる危険があります。ニトログリセリンや硝酸イソソルビドなどの薬剤と併用することによって症候性低血圧を起こすことがあります。性行為自体が脳血管や心臓に負担になるうえタダリフトの心血管系に及ぼす影響でさらに危険性が増大するため重い心臓病や脳卒中などがあり、性行為そのものを危険と判断された方は服用することができませんので気を付けましょう。

また、タダリフトに限らずシアリスなどのED治療薬のネット通販・インターネットでの入手はやめましょう。ネット通販・個人輸入は偽造品の可能性が高く、思わぬ健康被害も予想されます。実際にネットで流通する偽造品の割合は50%を超えるという調査結果が出ています。専門のクリニックで診察を受け医師の指導のもとED治療薬の処方を受けるようにしましょう。