第3のED治療薬として知られる「シアリス」ですが、2013年上半期に「シアリス」はED治療薬の全世界シェアで42%を占め、世界で一番売れているED治療薬となりました。人気が出てくると当然のように偽物が横行してきます。今回はシアリスの偽物に関するいろいろなお話をしていきたいと思います。
シアリス50mg・100mgについて
世界で正規品として流通しているのが、5mg・10m・20mgでそれ以外は偽物です。インターネットを検索するとシアリス50mgや100mgなどが出てきますが、当然、偽物です。偽物を作る業者はコストを抑えて作った粗悪品を大量に売りさばくことで多額の利益を得ています。粗悪な環境で製造されており、当然ですが品質管理などは行われておらず、効果が似ている別の物質や不明な物質が入っていることが極めて多いようです。偽物は本物と同じように形状を薄いオレンジ色をした涙状の形をしており、色やカタチを精巧に真似て作られているので一見しただけでは偽物と判別しにくいです。特徴として錠剤にC50やC100の刻印が入ってる場合があります。誤って偽物を服用してしまうと重大な健康被害が発生する危険性があるので注意が必要です。
インターネット通販や個人輸入の危険性
シアリスは処方箋医薬品であり、通常は医師の処方を受ける必要があります。服用している医薬品と一緒に併用できない場合や、既往歴によっては使用できないこともあります。通販サイト等の通信販売や医療機関以外で販売した場合には違法になりますが、個人輸入代行という方法で海外から輸入したシアリスやシアリスジェネリックを購入した場合は合法となるので、いまだ多くの個人輸入業者が存在し、そこで流通しているシアリスも含めたED治療薬の60%以上は偽物です。インターネット通販や個人輸入は偽物を掴まされてしまう可能性が一番高く危険性があるといえます。日本でも2011年4月に奈良県の40代男性が個人輸入されたシアリス50mgを服用し、数時間でけいれん、意識低下を生じ入院をしてしまうということが発生し、厚生労働省が注意喚起を促しています。インターネットを介して購入できるという利便性、秘匿性を考えると、利用してしまいがちですが危険性が多く潜んでいることも理解しないといけません。ネットで購入する際に個人情報の流出やスキミング被害にあったことも報告されています。
4社合同調査
後を絶たないインターネット通販での偽造ED治療薬の販売に対して、2016年に国内でED治療薬を製造・販売している4社(ファイザー株式会社、バイエル薬品株式会社、日本新薬株式会社、日本イーライリリー株式会社)は、注意喚起を目的に4社合同でインターネットにより入手したED治療薬の鑑定調査を実施し、その結果を公表しました。結果、インターネットで入手したED治療薬は国内外の合計で約4割が偽造品であることが判明しました。国内発注分で約4割、タイでの発注分では約5割が偽造品でした。これらのインターネットサイトのホームページは、信用させようと本物であるかのように書いてはいますが、発送元の住所、 サーバー所在国、代金支払先の国は、いずれも、実際に偽造品を生産している国とは違う場合多く、 日本や米国と記載されていても、アフリカや東南アジアである事が多いと報告されています。そういったホームページ情報から、販売物が正規品かどうかを判断する事は不可能です。
シアリスを安全に購入、使用するには
シリアスをインターネットで検索すると、すぐに通販サイトや個人輸入サイトのホームページが出てきますが、偽物が後を絶たない事を考えるとインターネットでの購入は危険と言わざるを得ません。先にも述べましたが、シアリスは処方箋医薬品であり、通常は医師の処方を受ける必要があります。正式な医療機関を利用し、医師の診断を受けた上で薬を正しく服用しましょう。シアリスを服用する際は、必ず決められた用法用量を守ってください。効果を得ようと一度に複数を服用したり、飲む間隔を狭めたりすることは無いようにして下さい。自己判断での服用は副作用が出やすくなったりするなどの危険があります。シアリスは他のED治療薬に比べ食事や飲酒の影響も受けにくく効果も長時間持続するので、人気が非常に高いのですが、正しく服用しないと十分な効果が得られません。医師の処方のもと安全に正しく服用しましょう。
ED治療専門のユナイテッドクリニックでは経験豊富なドクターがしっかりと診断をして、治療薬の効果や服用方法を適切にご案内しております。またED・男性更年期障害【LOH症候群】に効果がある亜鉛やビタミンB、マカ、DHEAなど幅広い医療用サプリメントを取り扱いをしています。ED治療薬を服用したいけどどれを選んだらいいか分からない、服用したいけど服用方法が分からないなど、患者様のお悩みにしっかりと丁寧に答えてくれます。1人で悩まず気軽に利用が出来ます。初診料、再診料は無料でお薬代のみ負担なので、費用面も安心です。