近年、バイアグラの認知度も高まってきており、名前を聞いただけでどのようなお薬かは想像いただけるかと思います。今回はバイアグラがどのように生まれたのか解説していきます。
当初はEDのお薬として開発されていなかった?
ED治療薬として認知度の高い「バイアグラ」ですが、開発された当初はED治療薬として作られたわけではありませんでした。アメリカの世界的製薬メーカー「ファイザー社」が狭心症の治療薬として開発していたお薬でしたが、研究成果は芳しくありませんでした。その後、研究成果が得られることは無く研究の中止が決定し、被験者達からバイアグラの試験薬を回収しようとしたのですが、なかなか返そうとはしませんでした。理由を聞いてみると陰茎の勃起の促進や持続時間が増加することが判明しました。これをきっかけに狭心症の治療薬ではなく、EDの治療薬の開発に変更をしたわけです。その後、1996年に特許申請が認められ、1998年にアメリカ食品医薬局(FDA)に認可され発売が開始されました。
バイアグラが日本に上陸
バイアグラが販売された際は、大変な人気で、その評判は日本にも伝わってきました。その当時は日本でのバイアグラの流通はありませんでした。バイアグラの評判を聞き、どうしても手に入れたいと考えた患者様がインターネット経由での個人輸入代行を経由して、バイアグラを手に入れますが、バイアグラの効果や評判だけが先行して、バイアグラと併せて服用してはいけないお薬と一緒に服用してしまったり、使用上の注意が守られないまま服用して副作用が強く出てしまったり、病院に搬送されるケースが発生しました。こういった出来事から、「バイアグラは危険なお薬である」という噂が流れる時期もありました。この事態を重く見た日本の厚生労働省はバイアグラの審査を急ピッチで進め、アメリカで販売された翌年の1999年には日本の厚生労働省の製造承認を認可し、ファイザー社から医療機関に販売がされました。従来、他の外国で開発されたお薬が日本の厚生労働省が認可をするまでに10年以上かかることからもバイアグラの審査の速さは理解いただけると思います。
少し話しは逸れますが、バイアグラが認可される前に無茶苦茶な服用を行い、病院に搬送された芸能人がいるのはご存知でしょうか?トルコで全裸パフォーマンスを敢行して現地の警察に逮捕されたり、お昼のバラエティー番組「笑っていいとも!」に乱入して、放送作家の橋田寿賀子さんにキスを強要し番組を出禁になったり数々のエピソードを残してきた「江頭2:50」さんです。バイアグラが日本で流通される前に、江頭2:50さんはバイアグラを独自のルートで入手し、バイアグラ50mgを5錠を過剰なアルコールと一緒に服用して急性アルコール中毒で病院に搬送されるという騒ぎを起こしています。バイアグラの適正量をはるかに超え、しかもアルコールと一緒に服用すれば、バイアグラで拡張された血管に大量のアルコールを含む血液が流れ込み、このような事になる事は当然だったと言えます。現在では、バイアグラは医師の診断のもと、処方されるお薬です。江頭2:50さんの例は極端ですが、お薬は医師の指導のもと正しい服用方法を行って下さい。
インターネット経由の個人輸入代行について
インターネット経由での個人輸入代行は、現在でも存在しており、Googleで検索をするといくつもの代行サイトが出て来ます。それと併せて個人輸入代行サイトの危険性を示唆するサイトがあります。では、個人輸入代行サイトの危険性はどういったものでしょうか?まずは、偽物が多いという事が挙げられます。大手製薬会社が調査した結果、インターネットで流通しているED治療薬の6割以上が偽物であると判明しました。偽造薬はコストを出来るだけ抑えて大量に販売する事が目的で作られているので、製造工場は品質管理も行われていない劣悪な環境で、お薬の成分も本来の有効成分ではなく、薬の色を誤魔化す為にプリンターのインクを入れたり、有効性成分を過剰に配合したりしています。そのような偽造薬を服用する事は、大変危険で重篤な副作用、健康被害を及ぼしかねません。その他にも、支払いで使用したクレジットカードの情報が悪用されてしまったり、名前や住所などの個人情報の流出の危険性もあります。値段の安さ、インターネットで購入できる利便性などがあるかと思いますが、専門のクリニックや医療機関で、医師の診断を受け、お薬を正しく服用しましょう。
Dでお悩みの方は、シアリスジェネリック処方.comのトップページのオススメ院でED治療専門のクリニックを載せているので、最近ではED治療専門のクリニックが増えてきていますが「初めて、ED治療専門のクリニックに行きたいけど、どこのクリニックにいけばいいのか分からない」「近くで男性スタッフのみのクリニックに行きたい」などクリニック選びで迷われている方は是非、参考にして下さい。