シアリスジェネリックとは

シアリスのジェネリック医薬品とは、シアリスの成分であるタダラフィルを同量含む医薬品のことを指します。海外製のシアリスジェネリックは、シアリスよりも圧倒的に低価格ながら、同じ成分を使用しているので同等の勃起を強める効果が得られます。シアリスのジェネリック医薬品は、特許がまだ残っているため日本国内では製造することが出来ません。なので、海外の製薬会社が製造・販売しています。人気に比例するように数も豊富で、商品数は10種類以上に及びます。ほとんどの商品は海外の大手製薬会社が、正規ライセンスを取得して製造・販売している薬です。海外の製薬会社と聞いてもピンとこない方が多いと思います。確かに日本国内での知名度は低い会社がほとんどですが、「国境なき医師団」が使用する薬剤のほとんどがそういった海外製のジェネリック医薬品で賄われており、シアリスジェネリック医薬品を作っている会社も、世界的には有名な会社がほとんどです。バイアグラで有名なファイザー社も、シアリスのジェネリック医薬品「タダリフト (Tadalafil」を販売しています。このように、海外ではファイザーをはじめとする大手製薬メーカーが、シアリスのジェネリック医薬品を製造・販売しており、海外ではシアリスのジェネリック医薬品というものは珍しい物ではありません。

エレクタリスとは

エレクタリス「ERECTALIS」はシアリスと同じ成分タダラフィル(Tadalafil)を含有した医薬品です。
エレクタリスはCipla社によって製造・発売されていて、シアリスと同等の効果を目的に製造されています。Cipla社といえば、他のシアリスジェネリックであるタダシップ「TADACIP」も製造販売している有名な会社です。エレクタリスとタダシップは同じ会社が製造・販売しているだけあり外形がほとんど同じです。違いを上げるとすればタダシップが10mgと20mgの容量があるのに対して、エレクタリスは20mgしかありません。
主成分タダラフィルは、勃起する際に必要な環状グアノシン一リン酸 (cGMP) の分解を行っている、5型ホスホジエステラーゼ (PDE-5) の酵素活性を阻害する働きがあります。
この作用によって陰茎周辺の血管を拡張させ、血流量が増えることによって機能すると考えられています。
EDになる原因は3種類あります。ストレス等による心理的要因による「心因性」のもの、神経や血管など体に問題のある「器質性」のもの、あるいは心因性と器質性の「混合型」です。エレクタリスの成分であるタダラフィルは上記の3種類のEDいずれにも有効とされています。
エレクタリスの大きな特徴として、バイアグラ（シルデナフィル）やレビトラ（バルデナフィル）に比べると半減期が長いため、20mgを服用後最大36時間までED改善効果が認められています（欧州や欧米ではこのことからウィークエンドピルとして親しまれています）。

また、他の2剤に比べ食事への影響を受けにくいため、長時間にわたり安定した効果が期待できます。

注意点としてエレクタリスは服用するだけで勃起状態になるという効果はありません。服用後に性的な刺激があって初めて勃起を促してくれます。また、性欲を増進させる効果、催淫効果はありません。

エレクタリスの効果

タダラフィルは通常、性行為の1時間前に服用します。服用できるのは1日1回1錠かぎりで、服用の間隔は24時間以上必要です。効果がないからといって追加で服用するようなことはおやめください。
血圧の低下が起こることがありますので、車の運転や危険な作業の前には服用しないでください。
食事の影響はありませんので、食後でも空腹時でもかまいません。効果は最大で36時間持続します。

通常、成人は1日1回タダラフィルとして10mgを性行為の約1時間前に経口服用します。
しかし10mgの服用で十分な効果が得られ無い方は20mgまで服用することが出来ます。
ただし、中等度又は重度の腎障害のある患者では、5mgから開始し、服用間隔は24時間以上としなければいけませんし、中等度の腎障害のある患者では最高用量は10mgを超えないこととし、10mgを服用する場合には服用間隔を48時間以上にしなくてはなりません。また、重度の腎障害のある患者では5mgを超えてはいけませんのでご注意ください。

エレクタリスの副作用

エレクタリスはシアリスと同じ主成分を使用しているのでシアリスと同じような副作用が出る可能性があります。主な副作用として頭痛、潮紅、ほてり、消化不良等が確認されていますが、他のED治療薬に比べると低い頻度であり、薬の効き始めの合図程度に捉えていただいて大丈夫です。

エレクタリスの処方

エレクタリスを国内で処方してくれる医療機関はおそらくないでしょう。そのため、エレクタリスを入手するためには個人輸入をするか、通販などで個人輸入代行をしてもらい入手するかになってきます。ただし、どちらの方法もお勧めできません。なぜなら個人輸入や個人輸入代行で入手できる医薬品のほとんどが偽物であり、服用すると重篤な副作用が出るなどで健康被害に合う可能性が非常に高いのです。エレクタリスに限らず、医薬品は必ず医療機関で処方してもらうようにしましょう。