ポゼットとは

今回は、早漏治療薬としてヨーロッパの多くの国で認可されている「ポゼット」について詳しく解説していきます。その前にそもそも早漏とはどういったものなのかという事を改めて解説します。

早漏とは

早漏とは性行為の際に、自分の意思に反して射精に至ってしまう事を言いますが、早漏の定義や原因についてご存知の方は少ないと思います。2008年5月に行われた第103回米国泌尿器科学会では早漏とは性行為時に毎回、もしくはほぼ毎回、膣内挿入前または挿入1分以内に射精に至ってしまう事と発表しています。膣内挿入前または挿入1分以内に起きる、膣内挿入に関し射精を遅らせることが全くあるいは殆どできない、早漏が原因で精神的な負担を感じて性行為を避けている方が治療が必要になる症状として挙げられます。早漏を発症してしまう原因としては大きく分けると2種類あり過敏性早漏と心因性早漏になります。それぞれについて簡単に解説します。

030402

過敏性早漏

過敏性早漏とは、陰茎部分の神経が過度に過敏なため、ちょっとした刺激で射精に至ってしまう事を言います。若い方に多くみられる症状で、性行為の経験が少なかったり慣れていない方、亀頭が分厚い皮膚で過保護の状態が長く続き刺激に慣れてなく過敏な方、自慰行為を早く済ませる癖がついている方が発症しやすいです。

心因性早漏

心因性早漏とは、性行為にトラウマや不安がある方、性行為に過剰に興奮をする方が発症しやすい症状です。過敏性早漏とは違い、陰茎には特に問題は無いのですが、心理的な原因になって発症してしまっている事が多いです。その他に神経伝達物質の「セロトニン」が不足している事も考えられます。セロトニンが不足する事で神経伝達物質の「ノルアドレナリン」が多く分泌されてしまい、緊張や興奮をしやすくなってしまいます。その結果、早漏に至ってしまう事を言います。

ポゼットとは

ポゼットとは「ダポキセチン」を主成分とした早漏治療薬で30mg錠と60mg錠があり、60mg錠を飲めば効果は十分に実感をして頂く事が出来ます。SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)に分類されます。ダポセキチンを含むお薬としては早漏治療薬として「プリリジー」がありますが、ポゼットはプリリジーのジェネリック医薬品として開発、販売されています。ポゼットを服用することで、脳内のセロトニンの濃度を上昇させ緊張や興奮を和らげ、射精のコントロールがしやすくなり、早漏を防止します。臨床試験が行われた結果、射精に至るまでの時間が3~5倍に伸びたという事が報告されています。

139-01

副作用

お薬である限り副作用はあります。ポゼットも例外ではなく、副作用として頭痛、眩暈、吐き気、嘔吐、下痢などがありますが、発症率は10%未満と非常に低く、副作用が出る方より出ない方が多い優れたお薬です。

ポゼットの効果時間と服用方法

ポゼットは服用から1~3時間で効果が出ます。持続時間は2~5時間程です。効果発現の時間や持続時間は個人差がある為、服用をしながら調節をしていくと良いでしょう。一日の極量が90mgになっているので効果があまり感じられないようであれば90mgまでなら服用することが可能です。効果を実感できないからといって90mgを超えるような服用限度を超えた大量の摂取は避けましょう。服用の際は水、もしくはぬるま湯で服用することでお薬が溶けやすくなるのでお勧めです。お酒と一緒に服用してしまうと副作用が強く出てしまったり、効果が強く出過ぎてしまい、折角の性行為を楽しむどころではなくなってしまう為、お酒との服用は止めて下さい。ポゼットは食事の影響を受けにくいとされていますが、効果を十分に実感をしたい時は空腹時に服用をして下さい。

 EDと早漏の関連性

EDと早漏、全く違う症状に見えますが、EDの患者様の30%以上の早漏も併せて発症されているという調査結果があります。では何故、併発をするのでしょうか?EDの患者様は陰茎を勃起させる時間が短く、また、勃起を維持させるにはより強い性的刺激が必要になります。結果、射精に至るまでの時間が短くなり、ご自身の「勃起をしているあいだに射精してしまおう」という焦りから早漏になってしまうことがあります。その他にも陰茎の硬さが不足することで感度が上がり、射精のコントロールが難しくなり早漏を併発してしまう事があります。「ED治療薬と早漏治療薬を併せて服用することはいいの?」と思われるかもしれませんが、併せて服用することで相乗効果により高い治療効果を期待できます。

EDや早漏でお悩みの方は、シアリスジェネリック処方.comのトップページのオススメ院でED、早漏治療専門のクリニックを載せているので、最近ではED、早漏治療専門のクリニックが増えてきていますが「どこのクリニックにいけばいいのか分からない」「近くで男性スタッフのみのクリニックに行きたい」などクリニック選びで迷われている方は是非、参考にして下さい