EDを発症される要因として多種多様な要因がありますが、実はEDを発症する事が大きな病気の起こるサインとして考えられています。EDには深刻な病気の影が隠れていることも多く、EDを発症する事で自覚をしていない病気が進行している可能性があります。今回はEDと様々な病気の関連性について解説していきます。その前に、勃起の仕組みについて簡単に解説します。
勃起とは
男性が生理的興奮を感じると陰茎が普段より硬くなり、そそり立つ事ですが、勃起に至るまでのメカニズムは意外に複雑です。男性が性的興奮を感じると大脳にある快楽中枢から脊髄神経を通って陰茎に勃起を促す指示を送ります。その際に体内では一酸化窒素が分泌され、陰茎にある動脈の「陰茎深動脈」と「螺行動脈」が緩み、陰茎の海綿体にある平滑筋も弛緩することで血液が陰茎に流れ込みやすくなります。陰茎に流れ込んだ血液は海綿体で留まり、陰茎は硬くそそり立つことで勃起に至ります。一見、単純に見える生理現象ではありますが、体内では様々な部位が作用しています。この部位のどこか一ヵ所でも正しく機能しないと勃起には至ることは出来ません。勃起が出来るという事は身体が健康であるという証でもあると言えます。
勃起と病気の関連性
EDを発症した際に「歳だから仕方ない」と諦めてはいないでしょうか？1998年に日本人を対象として行われた調査によると、成人男性の4人に1人の方がEDで悩まれているのですが、年代別に見ると40代以降の方が全体の半数以上を占めています。このデータだけを見ると確かに歳を重ねるごとにEDを発症してしまうリスクは増えていますが、その中には、身体が異常を発しているサインも含まれています。では、どのような病気があるのか具体的に解説していきます。
動脈硬化とEDの関連性
動脈硬化という病名を聞かれて、ご存知ない方は少ないと思います。病名の通り動脈や血管の柔軟性、弾力性が失われ、硬くなり体内での血液の循環が悪くなります。気付かずに放っておくと心筋梗塞や脳卒中といった命に関わる重大な病気に発展する可能性があるのですが、動脈硬化とEDは密接な関係があります。動脈硬化の怖い点は発症してても自覚症状は無く気づきにくい点があります。気づいた時には重症化している事が多く、とても厄介な病気ですが、心筋梗塞や脳卒中を発症してしまった患者様が以前よりEDを自覚していたとの調査結果が報告されました。前述しましたが、勃起に至るには血管や血流の働きが重要となり、この働きが阻害されるとEDを発症してしまう可能性が高くなります。自覚症状が無く、気づきにくい病気でも身体はシグナルを出し続けているのでEDを発症してしまった時は放っておかないで専門のクリニックや医療機関に相談をしましょう。
男性更年期障害とEDの関連性
近年、女性だけではなく男性にも発症する更年期障害ですが、男性更年期障害とEDにも関連性があります。男性更年期障害が発症する原因として、加齢による男性ホルモンのテストステロンの低下があります。テストステロンとは筋肉の発達や増大、骨格の強化など逞しい肉体を作る事以外にも、性行動や性機能に重要な役割を有します。テストステロンが減少すると体内で分泌される一酸化窒素「NO」が減少し、陰茎にある動脈の「陰茎深動脈」と「螺行動脈」が弛緩せず、陰茎に血液が流れ込みにくくなり勃起が難しくなります。 男性更年期障害の症状である、イライラする、パニックになりやすい、食欲の変化、やる気が出ないなどの精神的なものから、多汗、火照り、不眠、眩暈、関節痛など肉体的なものが発症しているなら注意が必要です。
糖尿病とEDの関連性
糖尿病とは血液に含まれる栄養素のブドウ糖（グルコース）の値「血糖値」が高くなり、口が喝く、多飲、多尿、体重減少などの症状が現れます。本来は血糖値が高くならないようにインスリンが抑制をするのですが、インスリンの働きや分泌が悪くなることで発症します。糖尿病を発症する事で血管や神経に障害が起こるのでEDを併発してしまう可能性が高く、健康な人と比べ、EDの発症率が2〜3倍高くなるといわれています。糖尿病の合併症によって引き起こされるEDは、「糖尿病性ED」や「糖尿病性勃起障害」と呼ばれています。
EDを治療するには
EDを治療する際は主に、バイアグラやレビトラ、シアリスなどを服用して治療を行います。但し、対処療法になるので、亜鉛やマカなどの医療用サプリメントで体質改善を行う事をお勧めしています。動脈硬化や糖尿病、心臓病など、現在服用中のお薬がある際はバイアグラやレビトラ、シアリスなどを併用は禁止されているので、診察の際に服用中のお薬を専門のクリニックや医療機関の医師にお伝えください。
EDでお悩みの方は、シアリスジェネリック処方.comのトップページのオススメ院でED治療専門のクリニックを載せているので、最近ではED治療専門のクリニックが増えてきていますが「どこのクリニックにいけばいいのか分からない」「近くで男性スタッフのみのクリニックに行きたい」などクリニック選びで迷われている方は是非、参考にして下さい