今回は、EDの原因の中で、若い世代に多い「心因性ED」について詳しく解説していきます。
1998年に行われた成人男性を対象に行われた調査によると、成人男性の4人に1人の方がED患者という結果になりました。ED患者の割合をみると30代以降の患者が多いのですが20代のEDの患者数も年々増加しています。EDの原因も様々なものがあり、治療にあたっては、その原因を知ることが大切です。心因性EDについて詳しく解説するまえにEDの原因について解説していきます。
器質性EDについて
器質性EDとは、病気や怪我などの外的な要因が原因でEDを発症する事を言います。若い世代で器質性EDの発症は少なく、主に中高年の方がなりやすいEDのパターンです。高血圧や糖尿病などの生活習慣病、脳出血や脳腫瘍、パーキンソン病やアルツハイマー病などの神経に障害が生じてEDを発症したり、事故や手術で神経や陰茎に傷が付いてしまい、EDを発症してしまうなど、様々なパターンがあります。その他にも男性ホルモンが影響する事や、前立腺肥大症、前立腺炎など泌尿器科系の疾患が原因で発症する事もあります。
薬剤性EDについて
薬剤性EDとは、普段、服用されているお薬が原因でEDを発症してしまう事を言います。降圧剤や血管拡張剤、精神安定剤、抗うつ剤、睡眠薬、向精神薬など服用することにより、神経や血管や、血流、男性ホルモンに影響を与えてしまうお薬を長期間に渡り服用されている方がEDを発症してしまった時は薬剤性EDと言えます。器質性や後に解説する心因性に比べると、原因の特定は容易です。服用されている常用薬の量を減らしたり、服用するのを中止すれば改善することが多いですが、必ず医師に相談してから常用薬の量を調節しないと、お薬を服用する事で治療している病気がさらに悪化する恐れがあります。
混合性EDについて
混合性EDとは、2つ以上の原因が混じり合わさる事を言います。例えば、持病で高血圧や糖尿病を患っている方が、日頃の仕事のストレス、疲れや不安などが混じり合いEDを発症してしまった場合は混合性EDと言えます。この例の場合だと高血圧や糖尿病が器質性ED、ストレス、疲れや不安が心因性EDに分類が出来ます。他のEDに比べて、原因が2つ以上あるため原因の特定が難しく、治療にあたっては混じり合う両方の原因の治療が必要になってきます。
心因性EDについて
今回のテーマ「心因性ED」について解説していきます。心因性EDとは精神的、心理的な事が原因でEDを発症してしまう事を言います。心因性EDにも大きく分けて2つあり、「現実心因」と「深層心因」に分類が出来ます。現実心因とは、日常生活で過労や緊張、心配事、焦り、不安など心理的な疲れやストレスが要因となる事を言います。深層心因とは、抑圧された怒りや憎しみ、悲しみ、幼少期における心的外傷体験、トラウマ、愛憎葛藤など深層心理にある出来事が要因になる事を言います。少し話は逸れますが、最近、若い世代に急増している「新婚ED」と熟年離婚の原因となる「妻だけED」も心因性EDに分類されます。新婚EDとは、結婚の前は性交が出来ていたにも関わらず、結婚後、性交が出来ないことを言います。主な原因として考えられるのは、新婚初夜の緊張、妻や仕事からの抑圧、過去の性交の失敗、トラウマなどが挙げられます。妻だけEDは、原因としては妻を女性として見ることが出来ない、妻との性交に興奮を感じない、子供が生まれてから女性として見る事が出来ないなどが挙げられます。新婚ED、妻だけEDのどちらも男性器や精力の問題ではなく、精神的な問題が要因としてEDを引き起こしていると言えます。
ED治療薬について
ED治療薬として有名な医薬品として、バイアグラやレビトラ、シアリスがあります。心因性EDにはED治療薬の有効性が高く、その他にも様々な要因のEDの治療に用いられます。患者様の要望に合わせて陰茎の硬さを求められる患者様はバイアグラやレビトラ、お酒を嗜む方や長時間の効果を求められる方はシアリスを治療薬として処方しております。心因性EDに関しては、原因として精神的な事柄が多いので専門のクリニックや医療機関で診断を受け、その際に医師に相談する事をお勧めします。1人で抱え込むよりは、医師に相談して精神的な負担を軽くする事は治療として大切なことです。それ以外にもED治療薬を服用する事により精神的にも「ED治療薬を服用しているのでEDは必ず治るんだ」という気持ちを抱くことが出来ます。
EDでお悩みの方は、シアリスジェネリック処方.comのトップページのオススメ院でED治療専門のクリニックを載せているので、最近ではED治療専門のクリニックが増えてきていますが『どこのクリニックにいけばいいのか分からない』『近くで男性スタッフのみのクリニックに行きたい』などクリニック選びで迷われている方は是非、参考にして下さい。