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EDとお酒の関連性

皆様は、お酒はよく飲まれますでしょうか?暑い日が続きますこんな毎日には、冷たいビールなどついついお酒が進んでしまいますよね。そんな毎日の楽しみであるお酒とEDは密接な関係があるのはご存知でしょうか?「お酒は百薬の長」とも言われていますが、今回はEDとお酒の関連性について、解説していきたいと思います。

 お酒とEDの関連性は?

そもそもお酒とEDはどのような関連性があるのでしょうか?そこには男性ホルモンの「テストステロン」との繋がりがあります。テストステロンとは、精巣「睾丸」で95%、副腎で5%分泌される男性ホルモンで、身体に及ぼす作用として、筋肉量の増加、骨格を太く強いものにする、髭や体毛を生やすなど男性らしい身体を形成する作用があります。それ以外にも快楽や意欲、多幸感といった感情、やる気、達成感などに大きな関わりのある「ドーパミン」を作り出す働きがあります。EDには何の関りも無いように見えますが、テストステロンは男性器が勃起する際に、血液の流れを良くして陰茎の勃起を促す一酸化窒素(NO)を産出する働きがあり、一酸化窒素が少ないと勃起が弱くなったり、勃起状態の維持が難しくなり中折れをしてしまいます。お酒を適度な量を飲まれるのは、ストレスを発散したり、リラックスしたりなどいい効果はあるのですが、過度な飲酒はテストステロンを減少させてしまい、その他にも身体に様々な悪影響を及ぼします。

それ以外にも・・

過度な飲酒で起こりうる事としては、快楽中枢からの伝達が難しくなる事、陰茎の反応が鈍くなる事などが挙げられます。勃起をする際、大脳にある快楽中枢から陰茎に勃起を促すように伝達されるのですが、酩酊状態だと伝達が上手くいかず勃起が難しくなります。その他にも、陰茎の反応が鈍くなり、刺激を与えても勃起が出来なくなります。お酒を飲みすぎが原因となる病気は様々なものがありますが、病気を発症して併せてEDも発症してしまう例も少なくありません。

適量のお酒とは

適度なお酒の量とは、どのくらいの量を言うのでしょうか?厚生労働省が示す指標では、節度ある適度な飲酒は、1日当たりの純アルコール摂取量が男性で40g以上、女性で20g以上と定義しています。純アルコール20gに相当するお酒の量として、缶ビール500mlを1缶、缶チューハイでは350mlを1缶、日本酒だと1合になります。但し、アルコール代謝能力は個人差があり、お酒に弱い人、成人女性、高齢者はアルコール分解能力が低いため20gより低い量が適量とされています。お酒を飲み始めてしまうとついつい飲む量が多くなりがちですが、お酒を飲む際には飲み過ぎないように注意をしたいものです。

テストステロンを高めるには

話は少し逸れますが、前述で解説したテストステロンを高める方法があるのはご存知でしょうか?飲酒を控える事以外にも、筋力トレーニングを行う事や、食事でたんぱく質をしっかりとる事、睡眠を十分に取ることが挙げられます。筋力トレーニングに関しては激しい運動を短時間で行うことにより、テストステロンを高める事が出来ます。長時間に渡るトレーニングやマラソンなどの有酸素運動よりは器具を使ったトレーニングがより効果的です。食事では、肉類・魚介類・卵類・大豆類・乳製品などをバランスよく摂取することが大切です。テストステロンは睡眠中に分泌されるので、睡眠も十分に取る必要があります。理想とされるのは7時間以上の睡眠とされています。睡眠時間が長ければ大量に分泌されるというわけでもないので、夜はしっかりと睡眠を取り、朝にちゃんと起きる事がテストステロンを高めるには効果的です。睡眠を取る際に、お酒を飲まれる方もいらっしゃると思いますが、お酒を飲んでからの睡眠は、睡眠の質を浅くするのでお勧めはできません。健康的な生活を送ることによりテストステロンを高める事が出来ると言えます。

ED治療薬とお酒

よくご質問でも「お酒をよく飲むので、お酒と一緒に服用できる治療薬はありますか?」ということを聞きますが、ED治療薬とお酒の相性は良くありません。もともとED治療薬は、血管を拡張して、陰茎の血流を良くして勃起を促す作用があるため、血管を拡張した状態でお酒を飲んでしまうと、アルコールがいつもより効いてしまい、性行為どころではなくなってしまいます。お酒を飲んだ後の服用もお勧めはできません。ED治療薬のお酒との相性が良いとされるシアリスに関しても、お酒を飲みすぎた時はの服用を控えて下さい。ED治療薬のしっかりとした効果を期待される時はアルコールの摂取はしないで、服用する際に推奨している空腹時に飲んで頂く事をおススメします。

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