フォーゼストとは？
今回ご紹介する「フォーゼスト」とはシアリスと同じ、タダラフィルを主成分としたED治療薬です。フォーゼストは現在、インドのマハーラーシュトラ州ムンバイの、ゴーイーガアン・イーストに拠点を置くサン･ファーマ株式会社(Sun Pharmaceutical Industries Limited)が製造と販売しているシアリスジェネリック医薬品になります。以前はランバクシー・ラボラトリーズ社というジェネリック医薬品に特化している製薬会社が製造、販売を行っていましたが、2014年にランバクシー社はサン･ファーマ社に買収されたため、現在はサン･ファーマの製品となっております。サンファーマ社はフォーゼスト以外にも、心疾患治療薬に、胃腸薬や糖尿病治療薬など、様々なジェネリック医薬品を取り扱っています。これらの薬剤の多くはアメリカやヨーロッパを始め、世界150か国以上に輸出されています。2014年の時点ではジェネリック医薬品の分野では、世界第5位にランクインする実績を持つ世界的に有名な製薬会社です。世界に45か所の製薬拠点と4か所の薬剤研究センターを持っています。世界的に有名なこのサンファーマ株式会社なのですが、なんと日本にも拠点があります。
気になる効果は？シアリスとは違うの？
さて、それでは気になるフォーゼストの効果ですが、フォーゼストはシアリスの有効成分であるタダラフィルを含有しています。そのため、効果や併用禁忌薬などはシアリスと同じです。フォーゼストもシアリスと同じPDE-5阻害薬になりますので、作用機序も同じです。あくまで性的興奮をした際に勃起をサポートしてくれるお薬であり、飲んだだけで性的興奮作用が働いたり、性欲が高まったりするような効果がない事もシアリスと同じですね。
勃起に重要なサイクリックGMPの分解を抑制し、PDE-5を阻害して血管を拡張させることで陰茎の血流を増量し勃起を促します。フォーゼストは他のED治療薬であるバイアグラやレビトラよりも、個人差がでやすい薬剤です。用量が多いほど効果発現時間が長くなり、10㎎で24～30時間、20㎎で最大36時間の持続的な効果が見られます。フォーゼストは(タダラフィル)はホスホジエステラーゼ5(PDE-5)阻害薬と呼ばれており、陰茎海綿体で勃起に関与することでPDE-5の働きを抑え、陰茎周辺部のNO作動性神経に作用して血管を拡張させ、血液量を促すことで勃起の持続力を促します。一般的にタダラフィルは服用後1～2時間後に効果を発現し、血中濃度のピークが服用後3～5時間後なのですが、個人差が大きいことは先述の通りです。長時間作用型であることと食事の影響を受けにくい事がライフスタイルに合わせて服用できる事に繋がり、非常に使いやすい事が魅力です。また、金曜日の夜に服用すれば日曜日まで効果が持続する事にちなんで、海外では｢ウィークエンド・ピル｣という名で親しまれています。世界で最も多く処方されている人気のED治療薬はバイアグラですが、毎日お仕事等で中々時間を調整できない方にとてもおすすめなシアリスジェネリックも是非お試しください。
フォーゼストの副作用もシアリスと同じ？
次に副作用について触れていきましょう。先述の通り、フォーゼストはシアリスのジェネリック医薬品のため、その副作用も同じです。個人差はありますが他のED治療薬と同様、血管を拡張させる薬剤ですのでフォーゼストの効果が現れると同時に｢顔のほてり｣や｢目の充血｣が見られる場合があります。これらの副作用はタダラフィルの作用によって、血流が良くなることによって発生します。ですがご安心下さい、これらの副作用は効果発現のサインなのです。そして薬の効果が切れるとその症状も自然と治まってきます。これは例えますとお酒を飲んだ時に起こる、身体が火照ったりふわふわした気分になる感覚と同じで、酔いがさめるとまた普段通りの体調に戻るのも、同じですね。
その他には｢頭痛｣や｢動悸｣、薬の効果が切れるころに｢鼻詰まり｣や、光に過敏になり、視野が青色調に変化して見える副作用等も見られますが、副作用は殆どの方が服用した後、効果発現時間が過ぎれば症状は治まりますのでご安心下さい。また、飲酒によりフォーゼストの副作用が増強する場合がございますのでご注意ください。
薬の副作用がフォーゼストの効果が終了してからも長時間続くようであれば、服用を止めてすぐに専門の医師にご相談下さいね。
最後に･･･
最後に、併用禁忌薬についてお話します。フォーゼストの主成分である｢タダラフィル｣ですが、ED治療薬の中では併用禁忌薬が少ない薬剤と言われています。ですが、少ない中でも服用することが出来ない場合があります。タダラフィルに対してアレルギー(過敏症)を起こす方や、ニトログリセリンなどの硝酸剤を使用している高血圧の方、重度の腎障害や肝障害の方、脳梗塞や脳出血、心筋梗塞の既往歴がある方、網膜色素変性症の方、心血管系障害など、性行為をする事に不適当と考えられる方など、様々です。
そのため、ED治療薬をご自身で判断して服用することは危険です。また、インターネットで販売されているED治療薬も、偽造品が60％以上混入されていると言われています。正規の薬剤を入手できればよいのですが、個人ではどうしても正規の流通路をもつ輸入代行業者の選別は難しいのが実情です。薬剤自体も非常に精巧にできているため、見た目での判別は非常に難しいうえに、内服することで深刻な健康被害を引き起こすことがあるため大変危険です。
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