そもそもEDとは男性の性機能障害の一種で、年齢に関係なく勃起機能の低下や陰茎の勃起が維持できない為に性行為が満足にできない状態を言います。1998年に日本で成人男性を対象に調査したところ、1130万人もEDで悩んでおられる方がいるというデータもあります。20年以上前のデータなので今ではもっと増えていると考えられます。EDを考える前に勃起のメカニズムについて考えていきたいと思います。
勃起とは
陰茎の中には陰茎の中は尿道と、陰茎海綿体というスポンジ状の構造物があり、その中に陰茎深動脈という太い血管があり、そこからラセン動脈という細い血管がたくさん通っています。ラセン動脈を通った血液は導出静脈という血管を通って、最終的に深陰茎背静脈という血管に回収されます。 深陰茎背静脈に回収された血液は、心臓へ戻っていく仕組みです。性的刺激を受けると脳の中にある勃起中枢に伝わり、そこから骨髄神経に伝達され、ラセン動脈が拡がり血液が大量に流れ込み、更に導出静脈が狭くなり行き場のなくなった血液は陰茎海綿体に蓄積されることで勃起となります。例えるなら、蛇口についたホースを想像してみてください。蛇口のホースに水を流し込んで出口を塞ぐとどんどんと水が溜まって膨らんできます。そのままだと破裂してしまいますが、陰茎では陰茎海綿体に蓄積することで勃起に繋がるわけです。
EDとは
専門的には「性交時に十分な勃起が得られないため、あるいは十分な勃起が維持できないため、満足な性交が行えない状態」と言われています。大きく分けると心因性『機能性』、器質性、混合性、薬剤性の4種類があります。
心因性ED
機能性EDとも言われます。EDは年齢を重ねるごとに何らかの血管障害や心臓障害になりEDになることが大半でしたが、最近では若い男性もEDになるケースが増えてきています。その原因の大半が心因性EDです。心因性EDも現実心因と深層心因と2つに分けることが出来ます。現実心因とは肉体的な問題ではなく、精神的なストレスが原因の場合です。ストレス社会とも言われる現代では様々な要因でストレスを感じることが増えてきています。酷くなればうつ病になることもありますが、EDの原因になることもあります。深層心因とは幼少期の体験や性的なトラウマなど深層心理での出来事が原因になることです。どちら場合も原因を解明して改善をしていく必要があります。
器質性ED
器質性EDとは肉体的な問題が原因で、高血圧、
混合性ED
混合性EDとは、心因性、器質性が合併することにより引き起こされる事を言います。例えば、糖尿病を発症後に自律神経にも悪影響が出てEDを引き起こした場合は糖尿病は器質性、自律神経への悪影響が心因性という事になり混合性EDと言えるわけです。一度に両方の要因で混合性EDになるわけではなく、どちらかの原因が引き金となり引き起こされる事が多いです。
薬剤性ED
服用している医薬品の副作用が原因でEDになる事を言います。主に降圧剤や抗うつ剤、睡眠剤、抗男性ホルモン剤など多くの医薬品の副作用が原因となることが考えられます。薬剤性EDは原因が心因性や器質性に比べると分かりやすく服用中の医薬品の中止や量を減らす、他の医薬品への変更で改善する可能性が高いですが、自分自身の判断で服用している医薬品を中止、量の変更を行うと、今までの症状が悪化する可能性が高く危険なので、薬を処方した医師と相談して下さい。
ED治療薬
EDに悩む男性が一番に思いつくのはバイアグラ、レビトラ、シアリスなどのED治療薬ではないでしょうか。もともと狭心症の治療薬として開発された医薬品を服用する事により血管を拡張して陰茎海綿体に血液が流れ込み、勃起に繋がりますが一時的な対処療法の医薬品です。根本的な対処として体質改善を併せて行うことがお勧めです。亜鉛やビタミンB、マカなどの補助医薬品を服用する事で相乗効果でさらに効果的な結果をもたらしてくれます。EDには色々な種類がありますが、医師と相談して治療を行うのが完治への一歩と言えます。
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